書籍 実戦内家拳ファイル
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価格:1,870円(税込)

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著者:佐藤貴生
判型:A5判
頁数:208頁


甦えらせた!
超合理的実戦武術


太極拳をはじめとする中国武術・内家拳は、他武術のように競技スポーツ化されることがなかった。
そのために、もはや健康法としてのみ行われているのが現状である。
そこで著者は、本来の超合理的実戦武術としての内家拳を求めて試行を繰り返し、甦らせようとした。
しかし、研究が一つの結実を迎えるその時、世を去った――。

著者が身をもって行った打撃力測定実験や自由攻防試合開発をはじめ、武術観や内家拳の展望についても語られる。
この熱い記録は後進への道標となるとともに、あらゆる武術実践者の心を打つに違いない!


CONTENTS

第1章 失われた実戦内家拳の再創造を!
 一、内家拳の本質はどこにあるのか?
    内家拳の現在
   「発勁」は万能ではない
    内家拳の本質
 二、中国武術は近代スポーツへとならなかった
    生死を賭けた技術
    何より気構えのこと
    名人伝説と掛け試し
    疑似科学的武術論
    ロマンと神秘と国家
 三、「気」、そのまやかしと真実
    気貫丹田
   「気功」は中国文化そのもの
 四、楊式太極拳はなぜ使えない?

第2章 最強の技とは? 純粋内家拳の攻撃と防御
 一、技であり、技でない
 二、攻撃の技
   「手」の技
   「脚」の技
 三、「構え」と「間合い」
    内家拳の構えとは?
    間合いはTPOで限りなく変化する
    崩しやフェイント
    攻め技の基本パターン
 四、聴勁という名の心理戦
    受勁、化勁
    聴勁
    後の先
    意識の間(魔)を逃さない

第3章 「ひとり歩き」する波動の謎
 一、「勁」の本質を探る
    本当にできるのか?
 二、崩拳の極意を解明する
    ゼラチンボールの打撃実験
    実験
    実験結果の分析
    追加実験……さらなる解明に挑戦する

第4章 内家拳の試合実験
 一、「3種類の試合」が理想
 二、護身の試合
    試合の真剣味を高めた血糊ナイフ
    できる護身とできない護身
 三、武器の場合
    槍は武器の王か……
    武器試合の総括
 四、徒手の試合

第5章 内家拳に未来を求めて
 一、外から見る内家拳と内から感じる内家拳
 二、純粋内家拳に何を求めるか?

付録 「拳刀一致」中国武術の試斬り記録
 一、「武器は手の延長」の例えを検証する
    刀と手を繋ぐ
    なぜ、中国武術で試斬りなのか
    日・中・洋の刀剣の比較
   「境地」を映す鏡としての試斬り
    套路と対練の架式で仮標を斬る
    内家拳試斬り術の試み
    内家剣術の妙味について
 二、内家剣の核心とは何か
    日本剣法と内家剣術との比較
    手の内について
    素朴な試斬りの覚書
    不思議な現象
    その一瞬の表情の分析
   「なぜ斬れるのか」を考える


著者:佐藤貴生(さとう たかお)
1951年、山梨県生まれ。笠尾恭二(号:楊柳)師率いる中国内功武術楊柳会、豊増松太郎師率いる豊松会等を経ながら、内家拳の修行に励む。套路偏重主義に疑問を呈し、数々の実験によってその実戦性の追究、証明に尽力する。独創的なアイデアは、武術界に大きな波紋を呼んだ。2004年に教職を辞し、日本スポーツ太極拳研究所(JAST)を設立。2006年7月6日、病により急逝。享年54歳。


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