第1巻 柔術編
上体を固めて動く、足を使わない意味、他
指導・監修:黒田鉄山
収録時間:83分
「消える動き」「速さ」を追求する
武術が理想とする身体の養成!
「消える動き」を探求・研鑽し、観る者の想像を絶する「速さ」を体現する古流武術家──振武舘・黒田鉄山師範。
当DVDでは師範が指導する非日常的で芸術的な武術的身体を養うための様々な訓練──”遊び稽古”を二巻に渡り丁寧に紹介。
勝負/強弱(勝敗や強い弱い)を将来に見据えての、現在の自身の「動きの質」を追求するその内容は、全ての武術・武道愛好家の日々の修練に資するものとなっている。
収録内容
■順体法-1(基本:上体を固めて動く)
【順体法】…手を動かさないということ。つまり腰を捻らずに上体を固めて動くこと。
○上体を固め上下左右に動く
○順体を守り正面への崩し
○順体を守り真下につぶす
○順体を守りお辞儀で崩す
■順体法-2(順体から体を捌くという意味)
○順体を守り袈裟斬りの崩し
○足捕り
○腕の引き抜き
○術としての腕相撲
■無足之法(足を使ってはいけないという意味)
【無足之法】…足で床、地面を蹴らない。つまり重心を片足に移動させてから動くのではないということ。
○片足立ちで腕相撲
○体の入れ替わり(左右の足を入れ替える)
○胸の裏落し
○順体の足掛け
○足払い(巻き履きの原理原則)
○ひと調子の起き上がり(仰臥位の腕の引き抜き)
■浮身(居合の極意—状況の逆転:不抜不斬の勝)
【浮身】…居合におけるひとつの型(構え)を言う。その高度な身体技法は負の状況からの逆転を表す。
○正座から一文字腰へ変化
○浮身(受の右肩へ手を添える)
指導・監修 ◎ 黒田鉄山(くろだ てつざん:第十五代振武舘宗家)
埼玉県出身、50年生。幼少より祖父(黒田泰治)や父(黒田繁樹)から家伝の古流武術五流派を学び、第十五代振武舘宗家となる。型は理論であるとの認識の下、力を否定した古伝の術技にある動きの方法論を実践・指導し、斯界において高い評価を得ている。DVD『極意 一調子の動き』(BABジャパン)など多数。