武術とスポーツの“誰でもできる”操身術
著者:中島賢人
判型:四六判
頁数:240頁
誰も気づけなかった運動システム!
カラダが無意識に知っている能力!
●爆発的パワーを生む→伸張反射
●手が下ろせなくなる→傾斜反応
●手が離せなくなる→手掌把握反射
●体が傾き続ける→シーソー反応
生理学的“ 反射” にはさまざまな種類があり、自分が大きな力や超絶スピードを生むことにも、相手を簡単にコントロールしてしまうことにも利用できる。
さまざまな反射が導く、“想像を超えた”運動!
無意識下で超絶スピードや力を生み出し、無意識下で相手をコントロールしてしまう“反射”を使えば、達人技が誰でもできる!?
CONTENTS
●序論 達人技の原理「反射」
●第1章 反射入門
1 くしゃみ反射–反射は瞬間的に爆発的パワーを生む
2 せき反射–反射は意識でコントロールできる
3 あくび反射–反射は身体操作で誘発できる
4 排尿反射–反射は一気にあらわれる
5 嚥下反射–反射は途中で止められない
6 嘔吐反射–反射を呼び出す方法はいろいろある
7 武術の極意は反射にあり
●第2章 達人技を可能にする反射
1 達人技を可能にする「体性反射」
2 反射のしくみ
3 反射を構成する3つのもの
4 反射の種類
5 伸張反射
6 陽性・陰性支持反応
7 手掌把握反射
8 足底把握反射
9 緊張性頚反射
10 緊張性迷路反射
11 立ち直り反応
12 パラシュート反応
13 傾斜反応
14 シーソー反応
15 反射と運動発達
16 反射と反応
●第3章 筋肉のしくみ
1 筋肉はなぜ体を動かせるのか
2 筋肉はなぜ短縮できるのか
3 筋肉はなぜ関節を伸ばせるのか
4 筋肉の走行
5 筋肉は関節を安定化させる
6 骨と筋肉どっちが先か
7 筋肉はなぜ収縮できるのか
8 神経細胞(ニューロン)
9 α運動ニューロン
10 意識的な筋肉の収縮指令はどこから来るのか
11 神経のしくみ
12 先入観を取る
●第4章 絶大なる伸張反射
1 伸張反射とは
2 筋肉は伸ばされると縮もうとする
3 伸張反射のしくみ
4 拮抗筋–筋肉はペアで働く
5 発勁の発動をはばむ相互神経支配
6 どうすれば伸張反射が出るのか?
7 伸張反射が出る絶妙な角度
8 伸張反射の感覚を手で感じる
●第5章 達人技をつくる筋肉
1 発勁と伸張反射
2 抗重力筋
3 達人の筋肉
4 筋肉の構造と機能
●第6章 達人技の実際
1 上腕三頭筋で吹き飛ばす
2 上腕二頭筋で浮かし崩す
3 大胸筋でなぎ倒す
4 三角筋で切り伏せる
5 僧帽筋でひねり倒す
6 前鋸筋で振り回す
7 広背筋で引き倒す
8 大腿四頭筋で振りほどく
9 ハムストリングで蹴り飛ばす
10 腸腰筋で引きずる
11 大殿筋で刈り倒す
12 内転筋で押し込む
中島賢人(なかじま けんと)
1979年9月2日生まれ。柔道整復師の父より、幼少時から柔道とともに各種民間療法の教示を受ける。小学生時代には、柔道稽古で疲労した身体のケアを、各種民間療法をつかって自身で行うようになる。高校卒業後、より実戦的な強さを求めて、日本拳法、和道流空手、総合格闘技などに取り組む。大学卒業後は、身体研究のため、柔道整復師の道へ。武術や施術など、身体操作の達人から教えを受けるべく、各種の講習会に全国を駆け回る。25歳の頃、中国拳法の達人に触れることで、武術の達人が実在することを知る。その後、合気系武術や武術空手、古流柔術など不思議な達人技の研究に取り組む。35歳の時、武道研究と身体研究が融合し、あらゆる不思議な身体現象に「反射」が関わっていることを確信する。その後、同じく柔道整復師で、武術の達人技に造詣の深い浅井健氏と出会い、武術と身体を研究するグループ「操身術」を結成。武術を中心に、あらゆる運動のパフォーマンスアップ法を研究中。
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